沖縄地区税関は7日、那覇空港でミックスナッツなどが入った袋の中に、麻薬成分が含まれた乾燥キノコ(マジックマッシュルーム)約4グラムを密輸しようとしたとして関税法違反で、東京都の自称自営業の男(52)を告発したと発表した。那覇空港でマジックマッシュルームの密輸が摘発されたのは初。

 豊見城署は3月17日、麻薬取締法違反(輸入)容疑で、同容疑者を逮捕した。「入っていたのは知らなかった」などと容疑を否認している。那覇地検は7日、関税法違反と麻薬取締法違反の罪で起訴した。

 沖縄税関によると、容疑者は3月17日、タイのドンムアン国際空港から那覇空港に到着した。税関を通過する際、リュックサックの中から、開封済みのマジックマッシュルームが混在したナッツの袋が見つかったという。(琉球新報)

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