銃規制デモの黒人議員除名 米南部州、人種差別批判も

 【ワシントン共同】米共和党が多数派を握る南部テネシー州下院が8日までに、銃規制強化を求めて議場で抗議デモをしたとして民主党の黒人議員2人を除名処分とし、行き過ぎだと民主党が批判を強めている。抗議に参加した白人の議員は追放を免れ、人種差別だと指摘する声も出た。

 テネシー州では3月27日、ナッシュビルの小学校で児童3人を含む6人が犠牲となる銃乱射事件が発生。黒人と白人の民主党州下院議員3人が同30日に議場で拡声器を使って殺傷能力の高い銃の販売禁止を訴えた。

 白人議員の除名処分は否決され、対応が割れた。

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