札幌五輪開催に反対57%、うち4割が推進の現職に投票 朝日調査

2030年冬季五輪・パラリンピックの招致が大きな争点となった札幌市長選は、招致推進を訴えた現職秋元克広氏が中止を唱えた新顔2人を退け、3選を果たした。朝日新聞社が9日に実施した出口調査では、札幌五輪の開催に「反対」と答えた人でも、そのうち4割弱が秋元氏に投票している。

【写真】札幌市役所前には1972年に実際に使用された札幌冬季五輪の聖火台がある=2021年11月、札幌市中央区

 札幌開催に「賛成」は41%、「反対」は57%で、「反対」が上回った。しかし、反対派の人たちの投票先が招致中止を訴えた高野馨、木幡秀男両氏に割れ、推進する秋元氏の当選につながった。

 調査では招致活動を続けるかどうか住民投票で決めることの賛否も聞いた。「賛成」が73%と多く、「反対」は26%だった。

 調査は市内45カ所で2225人から有効回答を得た。

https://news.yahoo.co.jp/articles/67f9c8c2bf4d4a247261a85658343529f31b8baa