仏大統領の台湾発言が波紋 「我々の危機ではない」


【パリ=三井美奈】フランスのマクロン大統領が5~7日の訪中時、米欧メディアと行ったインタビューで台湾をめぐり、
欧州連合(EU)は米国の政策に追随すべきでないと主張し、「われわれの危機ではない」と位置付けたことが波紋を広げている。欧州の対中強硬派から、批判が相次いだ。

インタビューは移動の機中で行われ、仏紙レゼコー(電子版)などが9日に掲載した。
マクロン氏はEUは米中対立と距離を置き、「第三極」を目指すべきだと主張。
「台湾での(緊張の)高まりに、われわれの利害はあるか。答えはノンだ。
最悪なのは、米国のペースや中国の過剰反応に追随せねばならないと考えること」と訴えた。
「われわれのものではない危機にとらわれれば、ワナに陥る」とも述べた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6577f69aa4e6427c8a591a3705874ad0111b1d89