「いたずらじゃなかったの? 」 休憩時間に倒れた児童、教諭たちに放置され死亡 /米コネティカット州(朝鮮日報日本語版)
https://news.yahoo.co.jp/articles/0d8af30967c7e91077b727d862fb873d385bc6c9

【NEWSIS】米国の教諭たちが休憩時間に倒れた5歳の小学生を見て「死んだふり」の遊びをしていると考えて放置し、児童の死亡後に勤務怠慢の容疑で起訴された。

米メディアのインサイダーは11日(現地時間)、米コネティカット州のチャーター・オーク・インターナショナル・アカデミーに勤務する教師たちが今月死亡したロミオ・ピエール・ルイ(5)ちゃんの両親から告訴されたと報じた。

当時ロミオちゃんは友達と鬼ごっこをしていたところ突然倒れた。近くにいた教師たちは「ロミオはいたずらしている」と考え8分以上そのまま放置した。ロミオちゃんはその間一切動かなかったという。そのため教師たちがロミオちゃんの状態を確認したところ、呼吸が止まっていることをその時に知った。

ロミオちゃんはコネティカット州の子供専門病院に搬送され救急治療を受けたが、2日後に死亡した。ロミオちゃんの両親は「教師たちがもっと早く行動していれば、息子の命は助かった」と主張し、この学校が所属するウェスト・ハートフォード市の教育委員会を訴えた。

訴状によると、当時ロミオちゃんと一緒に遊んでいた子供たちは「ロミオちゃんの様子がおかしい」と何度も伝えたが、教師たちはこれを深刻に聞かなかった。両親の代理人を務めるマイケル・チャンバース弁護士は「親たちは毎朝教師を信じて子供たちを預けている。しかし今回の事件でその信頼は完全に壊れた」と指摘した。

解剖の結果、ロミオちゃんは心臓で不規則な拍動が起こる希少疾患のブルガダ症候群を患っていた。この病気を持つ患者の多くは自分が病気にかかっていることを知ることができないという。チャンバース弁護士は「両親も同じく息子がこの病気にかかっていることを知らなかった」と説明した。

ウェスト・ハートフォード市教育委員会のアンドリュー・モロ教育長は「ロミオちゃんの死は想像できなかった悲劇であり、今後もコミュニティーに大きな影響を及ぼすだろう」と述べ、遺憾の意を表した。

チョン・ヒジュン記者