カルト信者、「キリストに会える」とだまされ餓死 ケニア(AFP=時事)
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【AFP=時事】ケニアの警察は14日、「イエス・キリスト(Jesus Christ)に会える」とかたって信者4人を餓死させたとみられるカルト教団の指導者を指名手配した。

【写真】カルト団体「人民寺院」 ジャングルに埋もれた虐殺の記憶 ガイアナ

AFPが確認した捜査報告書によると、インド洋に面したマリンディ(Malindi)近くの森で17~49歳の男性7人、女性4人、計11人が救出され、病院に搬送されたが、うち3人は重体。死亡した4人の身元はまだ判明していない。

警察は「グッドニュース・インターナショナル教会(Good News International Church)の牧師、マケンジー・ヌセンゲ(Makenzie Nthenge)容疑者に無学な市民が洗脳され、キリストに会えるという名目で餓死させられている」との通報を受けたとされる。

報道によると、ヌセンゲ容疑者は先月、子ども2人が親に餓死させられた事件で逮捕・訴追されたが、保釈金10万ケニア・シリング(約9万8000円)を納付し、釈放されていた。

捜査当局は、森の中に集団墓地があり、他にも信者が埋葬されている恐れがあるとの通報を受けて捜索を続けているが、土地が広大で、住民が敵意をむき出しにしているため、集団墓地の特定は難航している。

ナセンゲ容疑者が所有しているとみられる森の中には、他にもまだ大勢の犠牲者がいるとみられている。【翻訳編集】 AFPBB News