■警察庁幹部の話
 岸田首相が和歌山入りということで、万全の警備計画を策定して警備にあたっていた。不測の事態も当然、想定していたが、爆弾を投げ込むという犯行には正直、驚かされた。事件の一報を聞いたとき、『岸田首相の命は!』と真っ青になった。SPが、投げ込まれた爆発物を見て、爆発までの20秒ほどで岸田首相を車に乗せて逃した。これが明暗をわけたと思う。爆発物を投げられてしまったのは問題だが、SPもすぐに取り押さえ、容疑者に2本目を投げさせなかったことは評価したい。補選後は広島サミット。さらに厳重な警備をするしか防ぐ手立てはない。容疑者は、過去に大きな事件を起こしたり、政治的な背景があったりという話は、今のところ聞いていない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9f7fdd81a83047d35557a1997b3b8e5afac70905?page=2