米テキサス州の警察官につばをかけた36歳男性に懲役70年を宣告(朝鮮日報日本語版) - Yahoo!ニュース
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4/18(火) 17:08配信


【NEWSIS】米テキサス州に住むある男性が警察官につばをかけたとして懲役70年の実刑が宣告された。

 米国の犯罪専門メディア・ローエンクライムが今月15日(現地時間)に報じたところによると、テキサス州に住むラリー・ピアソン被告(36)は昨年4月に2人の警察官につばを吐くなど、公務執行妨害の罪で陪審員団から有罪が宣告された。

 事件当時、警察は「ピアソンが自宅前で女性に対し繰り返し暴行している」との通報を受けて出動した。警察はピアソンをドメスティック・バイオレンス(DV、家庭内暴力)の容疑で逮捕し、パトカーで警察署に向かっていた。

 報道によると、ピアソンは女性が逮捕されず自分だけが逮捕されたことに大きな不満を抱いていたという。ピアソンはパトカーの後部座席で警察官に向かって大声で怒鳴り、窓を脚で何度も蹴り上げるなど暴力的な行動を取り続けた。

 ピアソンは警察官と被疑者を分けるため設置されたパーティションにつばを吐き始めた。警察署に到着し留置場に向かう際にもピアソンは警察官につばをかけ続けた。

 怒った警察官も暴れるピアソンにつばをかけた。

 裁判で陪審員団は「唾液やその他の液体で公務員を苦しめる容疑者は3級重犯罪で処罰する」と定めたテキサス州法、さらに2010年以来6回にわたる犯罪行為に対する加重処罰を適用し、懲役70年の実刑を宣告した。

 ピアソンの弁護士は裁判で陪審員団に対し「彼はすでに前の犯罪に対する過ちを認めて服役し、社会への負債を全て返した」「依頼人の過去は裁判で考慮しないでほしい」と訴えた。

 これに対して陪審員団は「それはできない」とした上で「ピアソンがどのような人生を生きてきたか考えてみよ」と反論した。

 テキサス州法によると、ピアソンが仮釈放の資格を得るには少なくとも今後17年は刑務所に服役しなければならないという。

キム・ギョンムン記者