泥沼のイエメン内戦終結なるか 捕虜交換と和平交渉が本格化

「世界最悪の人道危機」と呼ばれるイエメンの内戦をめぐり、対立している暫定政府側と反政府武装組織との間で大規模な捕虜交換が行われました。内戦終結に向けた道筋を実現させられるかが大きな焦点となっています。

2015年から続くイエメン内戦は、サウジアラビアとイランによる代理戦争の構図となっています。

AP通信などによりますと、解放されたおよそ900人の中には暫定政府側の要人も含まれていて、長期的な停戦や内戦終結に向け、大きな一歩になる可能性があります。

外交面では隣国・オマーンの積極的な仲介で、サウジアラビア側とイランが支援するフーシ派側が和平についての協議を開始。これに先立ち先月には中国の仲介でサウジアラビアとイランが国交正常化に合意しました。

双方の関係が正常化すれば、イエメンの和平に向けた大きな障壁が取り払われることになります。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3136c8d8a375478f0973a0781321ff32d5df3643