厚生労働省に新型コロナウイルス対策を助言する専門家組織の有志らは19日の会合で、今後、流行「第9波」が起こり「第8波より大きな規模になる可能性も残されている」との見解を示した。

国内の感染した人の割合が低いことを理由に挙げた。

厚労省の集計によると18日までの1週間に報告された国内の新型コロナ新規感染者数は前週比1.06倍。33都道府県で増加し、沖縄が1.64倍、石川が1.34倍、愛媛が1.31倍と高かった。

加藤厚労相はこの日の会合で過去2年の経験や、オミクロン株派生型「XBB・1.5」の割合が増えていることなどを念頭に「夏に向けて感染拡大が生じる可能性がある」と述べた。