商店街の規制案では、狭い客室のホテルは禁止
【祇園商店街振興組合・北村典生理事長】
「四条通沿いに、露天風呂ができることになった。露天風呂ができる、そういうホテルの設計を見せられたんですよ。ラブホテルは規制がないんやね、ラブホテルはあきませんと言っても」
商店街の規制案では、狭い客室のホテルは禁止。ホテルであっても、四条通沿いでは1階部分は物販や飲食の店舗を導入すること。こうしたルールを設けて事実上、ラブホテルの建設はできないようにしてほしいとしています。
■「参道にふさわしい街を」 漫画喫茶や民泊の規制も要望
「祇園が"安もんくさい地域"になってきて…」
さらに参道にふさわしい街にするため、漫画喫茶や民泊も規制したいとしています。
【祇園商店街振興組合・北村典生理事長】
「祇園が崩れていった。どんどん祇園が"安もんくさい地域"になってきて…。儲ければいいのではなく、良い観光地にしたい」
【京都市・門川大作市長】
「しっかり受け止めて、また議会とも相談して、条例改正に取り組んで参りたい」
京都市はこの要望書を元に、都市計画を策定し有識者会の承認を経て、年度内の議会での条例の制定を目指したいとしています。
街の人の意見も様々
街の人の意見もさまざまです。
【街の人は】
「すこぶる京都らしく。やっぱりそれですね。日本でも唯一の歴史の町で。より京都らしく…をぐっと押し出してほしいですね」
【街の人は】
「住んでいる方の気持ちも分かるし、けど楽しくにぎやかであってほしいというのもある、難しいですね…」
"良い観光地"として存続していくために…
守るべきは景観か、それとも収益か…。"良い観光地"として存続していくために、どうバランスを取るべきなのか。京都市が今後、どう判断するか注目です。