ドイツ軍、スーダンからの自国民救出作戦を中止 現地で戦闘や空爆

 独誌シュピーゲル(電子版)は19日、ドイツ連邦軍が同日、アフリカ北東部スーダンの首都ハルツームから自国民約150人を救出する作戦を中止したと報じた。報道によると、同日昼ごろ、外交官や警察官らを輸送機で避難させる計画だったが、現地での戦闘や空爆の報告があったため、午前中に中止を決めたという。

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 スーダンでは政府系の準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」と正規軍が衝突し、多数の死傷者が出ている。日本政府は19日、現地邦人の退避に向けて、自衛隊機の派遣準備を始めた。現地には大使館員を含め63人が滞在するが、これまでに被害情報は入っていない。ただ、衝突の激化で自衛隊機が直接現地入りするのは困難との見方が出ている。【ベルリン念佛明奈】

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