太地町でのイルカ漁業に対する和歌山県の公式見解
https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/071500/iruka/index.html

8 日本は経済大国であり、鯨やイルカを食べなくても生きていけるはずではないか

日本においては、経済活動の中心から遠く離れた離島や半島、奥深い山村では、鯨やイルカ肉、その保存食が貴重なタンパク源とされてきました。
今なお、鯨やイルカの肉が伝統食の重要な一部となっている地域が全国に散在し、また、その地域の出身者や小学校の給食でこれを食べた思い出のある人々は、その味を楽しみ、買い求めています。
大量に流通、販売されているものではありませんが、現に今でも鯨やイルカの肉の需要はあります。
何を食べたいか、従って何を買い求めたいかは人の自由であり、鯨やイルカの肉を食べることを、他の食べ物があるからという理由だけで、「やめるべき」と言えるのでしょうか。
そして、鯨やイルカを捕獲して生活をしている漁業者は、その需要に応えて生活を営んでいるのです。
捕鯨やイルカ漁をやめろと言うのは、この漁業者たちに自分たちの生活を捨てよと言うのと同じです。