バフムート戦後:消耗戦でウクライナはボロボロ、ロシアは上昇
https://www.newsweek.com/after-bakhmut-draining-battle-leaves-ukraine-battered-russia-rising-opinion-1795453
4月20日午前7時10分

アメリカ人がウクライナの国旗を掲げることに愛国心はない。また、アメリカ人が外国の戦争で外国を
無制限に支援することに疑問を持つことは、反逆的なことでもない。ウクライナは、アメリカがもっと
大きく介入しなければロシアに勝てないと認識することは、親ロシアではなく、親現実である。

2014年から2022年にかけて、ウクライナ東部で暴力的な分離主義者の暴動があった。ロシアの介入を
防ぐため、キエフの政府は東部の国境に沿って強力な要塞の町と補給路のラインを建設しました。
バフムートはそのネットワークの中で重要な交通の要所だった。

5カ月前、「バフムートはいずれロシアに落ちる」と書いたとき、このページの読者の中には、こう嘲笑
した人がいた。ウクライナが戦争に勝っていることを理解していなかったのだろうか。しかし、21世紀で
最も血なまぐさい戦いとなったこの戦いで、ウクライナ軍は見事な防御を見せたが、重要な鉄道路線を含む
バフムートの大部分は陥落してしまった。予想以上に時間がかかったが、この敗北により、NATO軍の直接
介入なしにウクライナが2014年の国境を再確立できる可能性はさらに低くなった。

訓練不足、指導力不足、装備不足のロシア軍(その多くは傭兵や前科者)が驚異的な損失を被り、最初に
獲得した領土から追い返されたと、これまで何度聞いたことだろうか。これはすべて事実かもしれない。
しかし、夏の乾燥した気候が到来すれば、ロシアはバフムートの陥落を最大限に利用する態勢を整えて
いることに変わりはない。