夏日の中できた100人以上の行列…「苦しいのは客も一緒」ラーメン店が仕掛けた「3周年 大感謝祭」の中身とは?(BSS山陰放送)
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20日、鳥取県米子市のとあるラーメン店にできた行列。普段から行列のできる人気店ではあるのですが、この日の行列は一時100人以上に。
この日の米子市は25度以上の夏日、そんな中ここまでの人が並んだわけとは?

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記者 土江諒
「現在午前10時を回ったところです。朝から暑い1日になりましたが、こちらなんだか行列ができています。この行列の正体は一体何なんでしょうか」

20日、米子市内にあるラーメン店。
午前10時半の開店を前に、店の前には長い列ができていました。
これは一体?

並んでいる客
「きょうは3周年記念でラーメンが無料なんですよ」
「8時45分くらいから(並んでいる)」

なんと、ラーメンが無料で食べられるとのこと。

無料提供するのは、ラーメン専門店「伯耆家」。
この店の看板メニューは、鳥取県産の豚骨、大山どりの鶏ガラ、そこに醤油を合わせた濃厚スープが楽しめる横浜発祥・家系ラーメンです。

記者 土江諒
「醤油のコクと、鶏ガラと豚骨のうま味がすんごいですよ。めちゃくちゃ元気出ます。おいしいです」

行列ができる人気店。なぜ、ラーメンを無料にするのでしょうか?

横浜家系ラーメン伯耆家 毛利聡子さん
「来ていただくお客様に感謝の気持ちを伝えたいって気持ちで企画した」

オープンから3年を迎える20日。
これまでコロナ禍や物価高騰などで苦しんできた店ですが、「苦しいのは客も一緒」と、3年間の感謝をこの太っ腹の無料企画に込めました。

当初、60人ほどだった行列も…、開店から30分ほど経つと100人を超えていました。

厨房では次々とラーメンが作られ…。

店員
「失礼します。焼き豚トッピングですね。ごゆっくりどうぞ―」

客も次々と舌鼓を打っていました。


「おいしいです。とってもおいしいです。待ったかいがありますね」
「最高です」

この日は、行列が続く限り、通常900円の並盛ラーメンが無料に。
もし行列が無くなった場合でも、半額以下の390円で提供されました。

横浜家系ラーメン伯耆家 峰村慧さん
「(たくさん来てくれて)よかったです。ありがとうございます。潰れないように頑張ります」

ラーメン店の心意気。
客の胃袋に伝わったにちがいありません。