細野豪志議員 犯人の背景報道よりも政治現場が危機的状況を報道すべきと主張「これ以上襲われると…」

自民党の細野豪志衆院議員(51)が20日放送のABEMA「Abema Prime(アベプラ)」(月~金曜後9・00)にリモート生出演。
岸田文雄首相が衆院和歌山1区補欠選挙応援のため訪れた演説会場で、筒状のものが投げ込まれ爆発した事件で
逮捕された犯人の背景や人となりを報道する必要性について語る場面があった。

細野氏は「今のところはテレビや新聞は冷静に報道されていて、正直ちょっとホッとしている」と安どの一方で
「ネットで拡散されている情報や週刊誌は詳細に人となりなどを報じていますよね。それは気になります」と語った。

「私は、政治の現場にいますので、本当に危機的状況だと思っています。
日本は治安が良いとされていた国なので、街頭演説を重視しているんですね。
政治家が直接有権者に声を届けて訴えることが出来る。有権者の温度も感じられて、
街頭演説が終わると直接有権者と接触ができるという非常に大事なプロセスなんですよ」と政治の現場での街頭演説の大切さを力説。

その上で「でも街頭で政治が襲われるとなると街頭演説が出来なくなると思います。
そのことの民主主義の価値の大切さをもっと多くの人にわかってもらいたい」と視聴者へ訴えた。

そして犯人のアカウントとみられるツイッターの拡散は原因究明や再発防止につながるとは思わないと明言した。

「もっと大事なことが危機的にあることをわかってほしい。
民主主義の根幹はそういうレベルじゃないですし、この基盤が崩れたら戻りません。
しかし2回のテロで危機的な状況になっていると分かってもらいたい」と強調した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c59d5e97b8b05ecee7395a990ebc8da78c02a1da