『ケーキの切れない非行少年たち』NHKでドラマ化 小林桃子、工藤夕貴ら出演

シリーズ累計発行部数150万部を超える、児童精神科医として精神科病院や医療少年院に勤務してきた宮口幸治が執筆した『ケーキの切れない非行少年たち』が、少年院のドキュメンタリー取材なども交え初めてドラマ化される。会社で「“できないヤツ”とバカにしている人がいるのでは?」、学校で「“あいつは空気を読めない”と安易に除け者にしている人はいないか?」その“できない”、“空気を読めない”には理由があるのかもしれない。いま社会が向き合うべき“見えない問題”を描く。

 都内の公立高校に通う、普通の女の子の小平恵(小林桃子)17歳。でも、恵はどんなに頑張っても勉強ができず、「やる気がない」と言われてしまう。実は、恵のIQは76。知的障がい(IQ70未満)ではないものの、平均値には及ばない“境界知能”に該当する。境界知能を持つ人たちは、統計的に全人口の14%いるとされ、35人のクラスに5人はいる計算となる。恵はその事実を誰からも気づかれず、平均的な知能の人たちと同じ土俵で勝負させられ、社会から取り残されてきた。そして、ある過ちから子どもを身籠り、その結果、生まれてきた赤子を……。


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