>>179
いいたいことは分かるが、レーガン・サッチャー・中曽根の80年代(連合結成への流れが確定した時期)には、すでに労組は組織率の低下にあえいでいた。
問題の根っこは民間における「企業別労組」という組織形態による労働者間の分断を超えられなかったこと。
そりゃ短期的には御用労組の協力によって労働条件をドンドン切り下げたほうが、企業の競争力強化にはつながる。
戦闘的労組がきちんとした要求を出しても「まともなやり方では競争に負ける。会社を潰す気か!会社あっての労働者だろ!」という圧力にはなかなか勝てなかった。
結果としてまともな労組は公務員を中心とする官公労にしか存在し得ず、民間企業では強力な労組運動が日本の戦後を通してとうとう根付かなかった。
欧米のような産業別労働組合組織が戦後の早い時期に確立していれば、また状況は違ったと思うけどね。