実は1億円稼ぐ敏腕な人材
パニ子は海外の大学で経営学を学び多くの飲食店マネジメントをしており、店舗売上1億円を達成させるほどの手腕がありました。

そのことを知った山屋と櫻井も先ほどの態度とは打って変わって「な、なんだ……この経歴、こんな素晴らしい人材は見たことがない」とパニ子を褒め始めました。そして2人は是非ともウチで働いてほしいと言いだしたのです。

ですがそんな手のひら返しにモヤッとしたパニ子。そんなパニ子に社長は「大変恐縮ですが、もしよければ……店長として働いていただけないでしょうか?」と聞いてきたのです。

いきなりの話で驚いたパニ子と、社長に「また、俺の役職を奪うつもりですか!!」反論しだした山屋。どうやら面接官の山屋はスーパーの店長、櫻井は店長補佐の役職だったのだそう。

その2人は従業員を退職に追い込むまで嫌がらせをするようなトラブル常習犯で、人間的に成長してほしいということで田舎に左遷されていたのだとか。しかしそう簡単に変われるはずもなく、2人はさらなる田舎へと異動することに……最終的には退職を選んだようでした。

パニ子は社長の申し入れを受け、スーパーで店長として働くことに。伸び悩んでいた売り上げや客足も増え、経営状態は徐々に回復しているのだとか。

トラブルの原因だった店長や店長補佐がいなくなったことで、従業員やお客さんの笑顔も増えているそうです。