政府 若い世代の自殺対策強化に向け新たな会議設置へ | NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230424/k10014047871000.html


2023年4月24日 23時39分

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去年1年間に自殺した児童や生徒が過去最多となったのを受けて、政府は近く、こども家庭庁など関係省庁による対策強化に向けた新たな会議を設ける方向で調整しています。

厚生労働省によりますと、去年1年間に自ら命を絶った小中学校や高校の児童や生徒は、統計がある昭和55年以降、初めて500人を超え、過去最多となりました。

小倉こども政策担当大臣は、先の国会審議で「子どもが自ら命を絶つことはあってはならないことで、大変重く受け止めている」と述べています。

関係者によりますと、政府は近く、こども家庭庁を中心に、厚生労働省や文部科学省、警察庁などによる新たな会議を設けて、若い世代の自殺対策強化の検討を始める方向で調整しています。

会議では、有識者や自殺で子どもを亡くした遺族へのヒアリングを実施するほか、必要に応じて自殺防止に先進的に取り組む自治体も視察し、6月の「骨太の方針」策定までに具体策をまとめたい考えです。