大日本帝国的には当然の行為
捕虜の処断なんて大したことではないらしいよ

『松井石根談 我が大陸政策と軍』
さういふやうな勢で捕虜も相当出来たけれども、捕虜に食はせる物もない、さういふ状態で戦闘しつつ捕虜が出来るから捕虜を始末することが出来ない、それでちょん斬ってしまうといふことになった。
それで大したことではないのだが、南京の東南方の鎮江との間の所で一万余の捕虜があっだのだけれども、そんなのは無論追撃中だから戦闘中と見てもよろしい、又捕虜となっても逃亡する者もあるし、始末が付かぬものだからシヤーシヤーと射ってしまったのだ。
その死骸が川に流れた、それから問題になったのだ。だからその問題は所謂半戦闘行動である。
(内外法政研究会『研究資料第一三〇号 松井石根氏談 我が大陸政策と軍』(防衛庁防衛研究所戦史部所蔵)