AMDは、Ryzen 7000シリーズの破損を口止めしていた模様です。『ClockTuner for Ryzen』や『HYDRA』といったRyzenチューニングアプリ開発者であるYuri Bubliy氏により暴露されました。


Yuri Bubliy: 電圧の問題はZen 4のレビューが最初に公開された時点から存在していました。知人の同業者はCPUを破損させてしまいましたが、当時、この問題について黙っているよう求められました。
VideoCardz: 誰に黙っているように頼まれたのですか?
Yuri Bubliy: AMDから口止めをされました。当時、破損に至ったのはこれだけではありませんでした。私にはZen 4に関してのNDAがないため、話すことができます。


Yuri Bubliy氏の言う「知人の同業者」というのはおそらくレビュアーや開発者でしょう。
Ryzen 7000シリーズが破損するという問題はかなり初期の段階から報告されていたようですが、AMDはそれを表沙汰にしないように口止めしていた模様です。
CPUが破損するというのは今のところ主に3D V-Cacheを搭載したRyzen 7000X3Dモデルで確認されていますが、3D V-Cacheを搭載しないRyzen 7 7700Xでも破損したとの報告も出ています。
現在、AMDとマザーボードメーカーはこの問題に対処するために協力していると言われています。
https://www.nichepcgamer.com/archives/ryzen-7000-series-issue-amd-asked-to-keep-quiet-about.html


焦げ付いたCPUとマザー
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