【日本の人口】50年後およそ8700万人に 2066年には1割が外国人 一方で“出生率”は減少ペースが加速 「日本の将来推計人口」厚労省公表
50年後の日本の人口は、およそ8700万人になるとの推計を厚生労働省の研究機関が示しました。
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50年後の日本の人口は、およそ8700万人になるとの推計を厚生労働省の研究機関が示しました。
5年前の調査よりは人口減少のペースが緩やかになっているということです。
厚労省は26日、国立社会保障・人口問題研究所が5年ごとに調査している「日本の将来推計人口」を公表しました。
国内の総人口は2020年時点で1億2615万人ですが、50年後の2070年にはおよそ8700万人まで減少するとの予測が示されています。
前回の調査よりは400万人ほど減少のペースが緩やかになったということです。
平均寿命が伸びたことに加え、外国人の留学や就労目的での入国が増えたことが大きな要因としています。
外国人は、技能実習生制度などの受け入れが拡大したことにより、今後、年間でおよそ16万4000人ずつ増えていく推計となっています。
前回の調査と比べても、およそ10万人ずつ多くなっていく計算です。
このままいけば、2066年には外国人が日本の総人口の1割に達するとしています。
一方で、1人の女性が一生の間に生む子どもの数である合計特殊出生率は1.44から1.36に低下し、0歳から14歳までの人口は減少ペースが加速しています。
厚労省は「人口減少は緩やかになったものの、歯止めをかけるためにも子育て政策の強化などにについて議論を進めていきたい」としています。