暇つぶしの娯楽と化した「炎上」の今を考える

■ 炎上の主役が企業や有名人から「一般人」へ
 2011年頃といえば「まとめサイト」が隆盛の時代。炎上ネタが見つかるや、たちまち多くのまとめサイト(※1)で紹介され、さらにはアンテナサイト(※2)にも転載されて一気にネット中に話題が拡散。

 この辺から徐々に、炎上する対象は有名人だろうが一般人だろうが関係なくなりました。しかし環境はまだスマホが普及しきっていない時代。
ネットユーザー、SNSユーザー自体が今よりずっと少なかった頃でもあり、拡散規模はまだ現在ほどではありませんでした。

 ところが「一般人の炎上ネタ」をネットニュースもすぐ扱うようになったのです。記事はYahoo!をはじめとする大手ニュースポータルのトップを飾り、テレビのニュース番組で放送されるまでが恒例に。
2012年~2013年頃には現在と近い情報拡散規模になったと記憶しています。
https://otakei.otakuma.net/archives/2023030905.html