米メディアは25日、アフガニスタンのイスラム主義組織タリバンが、2021年に首都カブールの空港で起きた自爆テロに関与した過激派組織「イスラム国」(IS)の幹部を殺害したと報じた。
米政府関係者が明らかにしたという。

自爆テロは21年8月に空港の入り口付近で発生。
少なくとも百数十人が死亡し、米兵13人も含まれていた。
当時タリバンがアフガン全土を制圧する中、出国を目指す大勢の人々が空港に集まっており、巻き添えとなった。

報道によると、数週間前に行われたタリバンの攻撃でこの幹部が殺害された。
身元などは明らかにされていない。米政府高官は「米軍や米情報機関はこれに一切関与していない」と述べた。

ただ、殺害された幹部がISの関連組織「イスラム国ホラサン州」(IS-K)の一員で、自爆テロの首謀者だと指摘している。
どのような経緯で殺害されたかは不明だ。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB260V10W3A420C2000000/