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UFO型トイレにUFOコンタクトデッキ…福島の「UFOの里」

福島県の飯野町は、人口6,600人あまり。大きな町ではありませんが、自然に恵まれ、地酒も美味しい静かなところです。ところが、別の用事で車を走らせていた私の目に飛び込んできたのは「UFOの里」という文字でした。

なんと! UFOって、あの「未確認飛行物体」のUFO? 確かに全国的にはUFOで町おこしをしているところがいくつかあります。ここがそのひとつだったとは。

さっそく何か象徴的な施設は無いかと調べた結果、町内にある千貫森公園に「UFOふれあい館」なるものが。国道からはずれて、ちょっとした坂道をのぼると、ほどなく到着しました。
公園ですからトイレもあるのですが、いきなりUFO型。気分は盛り上がってきます。

駐車場に車を止めると、すぐに「UFO物産館」と「UFOふれあい館」が見えます。公園のマップを見ると、この山の頂上には「UFOコンタクトデッキ」なるものが。すごおくココロひかれたのですが、ちょっとしたハイキングコースを登らねばならないので断念。まずは、UFOふれあい館に入ってみましょう。

入った瞬間から威圧的なほどに大量な資料が並んでいます。大人350円也を支払って中に入ると、そこにもまた文献や、関連グッズやら。焼そばUFOのヤキソバン人形まであるのはご愛嬌かな。ぐるり円形になっている展示ルームに入ると、そこはもうめくるめくUFOワールド。私のUFO知識はとっても薄いんですけれど、それでも知ってる「ロズウェル事件」やら「キャトルミューティレーション」やらが、図解つきでやさしく解説してあります。
UFOはもちろん、いたるところに宇宙人の姿も見えます。や、本物じゃなく、人形とか絵とか模型でだけどね。

ここまで本気でUFOを研究し、その成果を惜しげもなく公開している姿に感動を覚えました。時間の都合で、3Dムービーは見ることができませんでしたが、きっと素晴らしくマジメで、ロマンをたたえたものだったのだろうなあと思います。

ちょっとくらくらしながら物産館へ。こちらはごく普通の食堂とお土産屋さんでした。がらがらと扉を開けて展望台に出てみると、飯野の町が見下ろせます。
それは思っていた以上に美しい風景でした。「ここならUFOが飛んでてもおかしくないかも」と思えるくらいに。

正直、私自身はUFOの存在に懐疑的です。でも、いるはずって思うほうが楽しいし、軍事とか政治に絡まない程度だったら、ロマンティックだし、神秘的だし。
好きな人なら驚喜するだろうし、そうでない人にも楽しめるいいところでした。でも、公園内のところどころにある宇宙人の像は、ちょっとおっかないよぅ