小山田圭吾の障害者いじめは”作られた”のか…
世紀の大炎上までの「情報ロンダリング」五輪開会式”直前辞任”
https://news.yahoo.co.jp/articles/20667616bc803c8301286c9e9f5b77229b51ef71

■いじめ記事が炎上した、情報ロンダリングの罪

そんな小山田は、どのようにして辞任を余儀なくされたのか。
7月23日の開会式で小山田圭吾が作曲を担当することが発表されたのは同月14日夜、
おそらく21時台だと思われる。
そして翌日のツイッターの「炎上」を、「毎日新聞」はその日の夜には報じてしまう。

決定的だったのは、午前7時43分に投稿された以下のツイートだ。

オリパラ開会式の作曲メンバーに選ばれた小山田圭吾さんってどんな人なのかなと思ったら、
雑誌のインタビューで障がいがある同級生への壮絶ないじめを武勇伝みたいに語ってる。/
いじめというより犯罪で読んでて吐きそうになった。/
こんなのオリパラの作曲させるのか…。

自公政権と五輪開催への反対姿勢で知られ、約2万5000フォロワーを抱える
有力アカウント「はるみ」によるこのツイートは、大規模に拡散された。

7月16日18時半過ぎに、ツイッターのコーネリアス公式アカウント上に
小山田圭吾の謝罪文が投稿される。
「毎日新聞」以外の主要紙はそれを受けて初めて、同日夜または翌17日午前中までに、
この件に関しウェブ上に記事を掲載した。

「日経新聞」「産経新聞」「東京新聞」の記事は共同通信ベースであり、
「読売新聞」の記事もそれに準じるごく簡潔なもの。いずれの記事も無記名だ。

なお、「朝日新聞」は記者2名の記名記事を掲載した(ウェブ版16日、紙面は17日朝刊)。
インターネットの「炎上」を報じ、ただちに英語版も公開した「毎日新聞」は、
この件を内外の主要メディアで扱われるにふさわしい大問題として確立するのに決定的な役割を果たした。

片岡大右