富山県警は27日、富山市内の商業施設で他人の財布を持ち去ったとして、占有離脱物横領の疑いで、県警本部警備部公安課に所属していた警部を書類送検し、減給10分の1(6カ月)の懲戒処分とした。警部は同日、依願退職した。「小遣いの足しにしたかった」と容疑を認めている。

書類送検容疑は2月下旬、富山市内の商業施設で利用客が置き忘れた財布(計3万円相当)を持ち去り、横領したとしている。県警によると、勤務終了後、帰宅途中だった。被害届が出され、捜査で発覚した。

石田康久首席監察官は「法を適正に執行すべき警察官がこのような事案を起こしたことは誠に遺憾で、おわび申し上げる」とのコメントを出した。

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