3月、八戸市の病院で起きた殺人事件についてです。
死亡診断書に「肺炎」と記載していた病院に医師法違反などの疑いで警察の家宅捜索が入りました。

【高橋芳樹記者】
「午前9時半を過ぎました。今、捜査員が病院の中に入っていきました。このあと、家宅捜索が行われる模様です」

家宅捜索が入ったのは、八戸市小中野にあるみちのく記念病院です。
警察によりますと、3月12日、病院に入院していた八戸市八太郎の髙橋生悦さん当時73歳が、首を圧迫されて歯ブラシで顔面を突き刺されるなどして殺害されました。

病院が遺族に渡した死亡診断書には、死因は「肺炎」と記載されていました。「暴行による頭部や顔面の損傷」とする司法解剖の結果と隔たりがありました。

被害者の妻はABAの取材に対し、病院からの一報は「ちょっと転んだ」という内容だったと話しています。

警察は、死亡診断書や事件発生時の病院の対応など、診察や警察への届け出に問題がなかったか詳しく調べを進める方針です。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230428/amp/k10014052111000.html