【談話】例外なきレジ袋有料化を
https://archive2017.cdp-japan.jp/news/20200701_3181

7月1日から、レジ袋の有料化が始まる。過剰な資源利用を減らしていく方向は歓迎したいが、このレジ袋有料化には大きな課題がある。なぜなら抜け穴ともいえる有料化の例外が設けられているからだ。

 この例外のひとつは、バイオマスプラスチックである。バイオマス素材がレジ袋の重量の25%以上を占めるものについて、今回、有料化の対象外としているが、残りの75%は依然として石油由来の素材を利用している。さらにもうひとつの海洋生分解性プラスチックもまだ技術的に確立されたものではない。これらの実情にもかかわらず、環境価値があるとして有料化の例外としていることは甚だ疑問である。