「世の中のため犠牲払える?」勤務実態調査で質問 文科省の意図は?
山本知佳 編集委員・氏岡真弓2023年4月28日 21時00分

 文部科学省が公立学校教員を対象に実施した勤務実態調査の質問項目に、「世の中のために大きな犠牲を払ってもよいと思うか」といった、個人の価値観を問うようなものが含まれていることがわかった。文科省は「政策づくりに生かすため」と説明するが、調査対象となった教員からは、「質問の意図がわからない」などと当惑する声があがっている。

 勤務実態調査は、教員の長時間労働が問題となるなか、実際の働き方を把握しようと文科省が2022年度に実施。公立学校教員の一部計約8万1千人を抽出し、インターネット上で無記名で回答してもらった。前回は16年度、前々回は06年度に実施された。

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https://www.asahi.com/articles/ASR4X3HKXR4BUTIL019.html