ウクライナのゼレンスキー大統領は29日までに、北欧4カ国のメディアに応じたインタビューの中で、ロシア寄りの姿勢を続ける北大西洋条約機構(NATO)の加盟国ハンガリーを批判した。ニュースメディアの「ウクライナ・プラウダ」が伝えた。

 ハンガリーはウクライナ侵攻を続けるロシアへの経済制裁や、ウクライナへの兵器供与に反対している。NATOのストルテンベルグ事務総長が今月20日にキーウで将来的なウクライナのNATO加盟を示唆した際には、オルバン首相がSNSで不快感を示していた。

 ウクライナ・プラウダによると、ゼレンスキー氏は「NATO加盟国がロシアに賛成し、NATOに反対することができるのか」と述べ、ハンガリーの姿勢について「不合理なふるまいだ」と指摘した。その上で、「同盟とは単なる言葉ではなく、信念と行動だ。安全保障と価値観で同じ考えを持つ国家の連合だ」と訴えた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5132ac7814550e1070b3f63af90cc021de6633d0