5類移行後、当面は高齢者や医療従事者らに対象を限定し、年2回の接種機会が与えられる。12歳以上は9~12月に再開されるが、原則年1回となる。
 WHOは3月、新型コロナワクチン接種の指針を改定。高齢者や医療従事者らに対しては一定の間隔で打つよう勧めた一方、60歳未満の健康な成人や子どもへの2回目の追加接種は推奨しないとした。
 東京医科大の浜田篤郎特任教授(渡航医学)は「WHOはワクチンの安全性と効果は認めており、ハイリスク者への接種は推奨している」と強調。「接種の目的は感染を防ぐことから重症化予防に変わりつつある。今後は高齢者などを中心に接種が進められるだろう」と話した。(2023/05/01-07:07)

https://www.jiji.com/jc/article?k=2023043000243&g=soc