
「かすかな畏怖をもっていた」小山田圭吾のいじめは”作られた”のか…
月刊カドカワで語った障害者K君への違う顔
https://mag.minkabu.jp/mag-sogo/16911/
(中略)
「弱者」への思いやりといった表面的な次元とは一線を画したところで
障害者と関わりながら少年期を過ごしたように見える卓越したミュージシャン以上に、
パラリンピックの幕開けに音楽を添えるのにふさわしい存在はそうはいないのでないかと
思えなくもない─少なくとも、この「月刊カドカワ」の記事を読む限りでは。
片岡大右
批評家。1974年生まれ。
専門は社会思想史・フランス文学。 東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。
単著に『隠遁者,野生人,蛮人――反文明的形象の系譜と近代』(知泉書館)、
共著に『共和国か宗教か、それとも』(白水社)、『古井由吉 文学の奇蹟』(河出書房新社)、
『加藤周一を21世紀に引き継ぐために』(水声社)、
訳書にデヴィッド・グレーバー『民主主義の非西洋起源について』(以文社)など。