アマミノクロウサギ、22年の交通事故死147匹 過去最多に

鹿児島県・奄美大島と徳之島に生息する国の特別天然記念物のアマミノクロウサギが22年、交通事故で過去最多の計147匹死亡したことが1日、環境省の調査で分かった。

地元ではドライバーに夜間の減速運転を呼びかけるなどしているが、目立った効果は上げていない。

環境省によると、22年中に島内の道路脇などで死んでいるのが見つかったアマミノクロウサギは両島で計236匹。

死因別では交通事故が計147匹と最も多く、前年比約1・8倍に増えた。内訳は、奄美大島が107匹(前年62匹)、徳之島40匹(同19匹)。

一方、イヌやネコによる捕殺は両島で計28匹にとどまり、その他・不明が計61匹だった。(共同)

https://mainichi.jp/articles/20230501/k00/00m/040/296000c

国の特別天然記念物アマミノクロウサギ=4月、鹿児島県大和村
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