伊藤詩織さんや、私が書いた記事を英語で読み、日本のフェミニズムに関心をもった若いドイツ人女性が
1カ月間日本に滞在し、「日本の今」を記録してくれたのだ。

今、Colaboへの攻撃に屈してしまったら、またこれからの20年間も停滞してしまうかもしれない。そういうなかで、「今」を記録するために来日してくれたドイツ人ジャーナリストたちのカメラが心強かった。

 カメラは、バスカフェの継続を求める女性たちの運動だけでなく、Colaboを妨害する男たちにもインタビューした。ドイツ人にマイクを向けられる男性たちが誇らしげにインタビューに答えていたのが印象的だった。
「男は男、女は女、脳のつくりが違うんですよ」と堂々と語り、「平等を求めるなら、女も戦場に行けよってことですよ」と鼻の穴を膨らませるような男の声が「妨害者」の声として流れることで、日本で起きていることが鮮明に伝わる衝撃は大きいだろう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d42ef99081cfa7345bdd50ec8338ef62117b4374