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虫の「死んだふりする行動」、緯度が高いほど頻繁で長時間に

穀物を食べるコクヌストモドキの捕食回避行動、岡山大が解明
Science Portal

2023.05.02

 天敵から逃れるために刺激を与えるとピクリとも動かなくなる「死んだふり行動」をする虫の一つ、コクヌストモドキは、生息している緯度が高くなるほど行動が頻繁になり、持続時間も長くなることがわかった。岡山大学学術研究院環境生命科学学域の松村健太郎研究助教らが明らかにした。死んだふり行動は昆虫学者のファーブルや進化論で知られるダーウィンも興味を持った行動だが、その頻度や時間が南北にかけて変化していく「緯度クライン」を示したのは世界で初めてという。

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/23/042500206/?ST=m_news