──取材のノウハウなど勉強はどこで?

「『役者の世界から何で我々の世界に来るんだ』という同業者からの冷たい声も聞こえてきましたよ。でも僕はそういう声を聞くと、逆に燃えるんだよね。
誰から教えられたわけでもなく、朝から晩までレポーターのことばかり考えていましたね。ある事象を見て、どれくらい喋れるのか。表現力のなさを痛切に
感じていました。例えば人が10メートル歩いたら、30秒その様子を描写してしゃべらなければいけないんだけど、それが全くできない。同じ言葉の羅列で、
現場の様子が入り込んでこない。寝る間を惜しんで、暇さえあれば小説を読んで情景描写を勉強したりしましたね」
https://www.news-postseven.com/archives/20230503_1866184.html?DETAIL

──最も印象に残っている事件は何でしょうか。

「重大事件はほとんど関わっていますけど、『秋田連続児童殺害事件』(2006年)は印象に残ってますね。現場に行くと独特な雰囲気があったのですが、
まだ他のマスコミが辿り着いてない段階で加害者の女の実家が分かった。訪ねると、当時は阿部という名前も知られていたので、加害者の母親が
『阿部さんなら』ということで話してくれたんです。でも他のマスコミは納得できないよね。『何でウチは取材できないんだ』『汚い手を使っているんじゃないのか』
といろいろ言われましたよ」
https://www.news-postseven.com/archives/20230503_1866200.html?DETAIL

おまけ
 4月から『ゴゴスマ』で僕の新コーナーが始まりましたが、時間が経てば何かやるつもりです。あまりに刺激が強いので、今はちょっと大人しくしてくれと言われてるんですけど(笑)。