サマーズ氏、「銀行トラウマの大半は片付いた」-債務上限の方が心配 [718158981]
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サマーズ氏、「銀行トラウマの大半は片付いた」-債務上限の方が心配
アンスティー・クリストファー
2023年5月3日 6:17 JST
「銀行セクターで起きていることへの強い警戒はない」-サマーズ氏
極めて深刻なことが起こるまで、残された時間はわずか-債務上限で
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-05-02/RU1QYZT0G1KW01?srnd=cojp-v2
サマーズ元米財務長官は2日、米金融セクターで続いている混乱よりも、連邦債務上限の引き上げを巡る民主・共和両党間の対立の方が気掛かりだとの考えを示した。
サマーズ氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで「銀行トラウマ(心的外傷)の大部分は片が付いたようだ」と発言。「銀行セクターで起きていることへの強い警戒はない」と述べた。
同日の米株式市場では銀行株が大きく売られ、週末にファースト・リパブリック・バンクの救済買収がまとまった後、多くの金融機関の将来を巡り投資家の懸念が続いていることを示唆した。
サマーズ氏は商業用不動産の損失や、それが「複数機関の信用度」に及ぼす影響に関してはまだ懸念があると指摘。ハーバード大学教授の同氏はブルームバーグテレビジョンに定期的に出演する。
その上で「この問題に関しては広い視野で見る必要がある」とし、銀行システムでの預金は「守られる」と見込む「あらゆる根拠」があると指摘。一方、経営を誤り、資本が吹き飛んだ銀行では株主の「取り分は一切なくなる」ことを政府は示したとし、これにより一部銀行への投資リスクは高まったと話した。
サマーズ氏は議会がこれまでのところ、連邦債務上限の引き上げあるいは適用停止に至っていないことについて、「政治セクターで起きていることへの警戒の方が強い」と発言。議会が行動しなければ「何か極めて深刻なことが起こる」まで、残された時間がわずかしかないことは明白だと付け加えた。
原題:Summers Says Most Bank Trauma Over, More Worried on Debt Limit(抜粋) ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています