中国の鉱山で14人死亡、12人の遺体を隠蔽工作…責任追及恐れ地元トップが指示
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 【北京=比嘉清太】中国のネットメディア「澎湃新聞」は4日、中国河北省唐山市の鉄鉱山で昨年9月に作業員ら14人が死亡する漏水事故が起き、地元トップがもみ消しを図ったと伝えた。社会の安定を重視する 習近平シージンピン 政権は昨年10月の共産党大会に先立ち、大事故の発生防止に向けた指示を出しており、地元トップは責任追及を恐れたようだ。


 報道によると、事故は唐山市傘下の遷西県で起きた。現場から報告を受けた県トップの県共産党委員会書記ら幹部の判断で、上部機関の唐山市当局に対し「(漏水で)2人が閉じこめられた」とだけ報告した。後に見つかった12人分の遺体は別の場所に移され、監視設備の破壊や作業監督日誌の偽造といった 隠蔽いんぺい 工作が行われたという。