https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20230503/7000057312.html

高校ヨット部関係者7人 港に戻れず海上保安部などが救助


3日午前、小樽市の沖合でヨットやゴムボートに乗って部活動をしていた地元の高校のヨット部の関係者あわせて7人が強風のため港に戻れなくなり、海上保安部などに救助されました。このうち1人が低体温症の疑いで病院に搬送されましたが、全員にけがなどはありませんでした。

3日午前11時40分ごろ、小樽市の東小樽海水浴場の沖合で生徒とともに部活動を行っていた地元の高校のヨット部の顧問の教員から「風が強く港に戻れない」などと海上保安庁に通報がありました。
当時、現場の海域では、顧問の教員と生徒4人、それに部活動を手伝っていた教員の友人ら2人のあわせて7人がヨット3艇とゴムボート1隻に乗っていて、海上保安部の巡視艇や北海道警察のヘリコプターが現場へ向かい、午後1時半すぎには全員の救助を終えました。
このうち教員の友人の60歳の女性は低体温症の疑いで病院に搬送されましたが、全員にけがなどはありませんでした。
小樽海上保安部によりますと、通報があったころ、現場付近の風の強さは風速10メートル、波の高さはおよそ1メートルで、強風と波浪の注意報が出ていたということです。
このほか小樽市の隣の石狩市の沖合でも3日午後、プレジャーボートに乗って釣りをしていたいずれも36歳の男性3人が、燃料不足でボートのエンジンが動かなくなって港に戻れなくなり、海上保安部に救助されました。
海上保安部は、海に出る際は気象などを事前に確認し、海の事故に注意するよう呼びかけています。