わずか数秒で「人類はおろかな虫けら」と判断されてしまう…オックスフォード大学教授が指摘する「AIが人類を滅ぼすヤバすぎる手順」

我々ヒトと他の生物を分けるものは何か―その答えの一つが「進歩」だ。人間は自らに足りないものは何かに気づき、学習を繰り返して、能力を高めることができる。

 AIも同様だ。自分で自分を改善してゆく「進歩」の力を獲得したとき、彼らは初めて本物の知性を得るのである。このような現象は「知能爆発」と呼ばれている。ボストロム氏が続ける。

 「問題は、機械であるAIには、人間をはるかに超えるスピードで演算と試行錯誤を繰り返すことや、同時に多数の『知能向上プロジェクト』を進行させることさえも可能だということです。
人類が数百万年かけて到達した境地まで、AIは一瞬にしてたどり着き、追い越していくでしょう」

 知能爆発が起これば、AIの自己改良が進むにつれて、そのスピードや伸び方も指数関数的に上がってゆく。
世界で最初の「強いAI」が誕生してから、人類をはるかに超える知能を手に入れるまでの時間は「条件次第では、最短で数秒もかからない可能性さえある」(ボストロム氏)という。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2e3f0f12cc748426de18b690cf92a7955f3ca147?page=1