鉄鋼大手2社の2023年3月期決算(国際会計基準)は、鋼材の値上げが進み、売上高はともに前年に続いて過去最高だった。
資源価格が高止まりしているが、高炉の再編などの構造改革を進めて利益の確保に注力している。

 国内最大手の日本製鉄は10日、売上高が前年比17・1%増の7兆9755億円、純利益が8・9%増の6940億円と、いずれも過去最高だったと発表した。

 22年度の同社の平均鋼材価格は14万8900円。
値上げが浸透したことで前年度より3万円余り上がった。
橋本英二社長は「100%満足しているわけではないが、お客さまの理解を得て価格が是正され、本来の形に近づきつつある」と語った。

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