EXCLUSIVE-楽天Gが公募増資へ最終調整、3000億円規模を想定=関係筋

- 楽天グループが、公募増資に向けて最終調整していることが分かった。関係筋2人が明らかにした。3000億円規模を想定しているが、今後の株価次第で変動する可能性がある。携帯電話事業の投資負担で最終赤字が続き、財務基盤の立て直しを急ぐ。

関係筋の1人によると、週内にも取締役会を開き決議する。公募増資に加え、第三者割当増資で三木谷浩史会長の資産管理会社なども資金を出す。関係筋2人によると、楽天Gは調達した資金を携帯電話の基地局整備や社債の償還資金に充てる。

楽天Gの時価総額は5月12日終値で1兆1258億円。市場は11日に発表したKDDIとの提携拡大で見込む設備投資費用の削減効果などを好感し、15日の株価はさらに5%超上昇している。

楽天Gの広報担当者はロイターの取材に対し、回答を差し控えるとした上で、「財務戦略にかかる様々な手段を従来より検討しているが、現時点で当社として何ら決定した事実はない」とコメント。「公表すべき事実が決定され次第、速やかに公表する」とした。
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