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一般的に人命を救助すれば感謝されるものだが、中国のある男性は飛び降り自殺を図った少女を身を呈して救ったものの、少女の家族から非難されてしまったという

少女は病院4階のバルコニーから飛び降りようとしており、連絡を受けたチュイさんが地上で少女のいる真下に到着すると、辺りには大勢の見物人がいたものの救助隊はまだ到着しておらず、少女が飛び降りた際の救助準備ができていなかった。
すると少女はそのままバルコニーから飛び降りてしまい、チュイさんは少女を救おうとすかさず落下地点へ駆け寄り、身を呈して受け止めようとした。しかし少女を受け止めた時の衝撃が大きすぎたため、チュイさんはそのまま意識を失い少女とともに病院内で緊急搬送された。

病院のベッドで目が覚めたチュイさんは、腕、頸椎や背骨など全身に複数の骨折を負い、約1年が経った現在も脊椎の負傷による麻痺が残り、起き上がることができない状態だという。一方でチュイさんが救った少女もまた入院の必要があったものの、怪我の程度は軽く数日後には退院できたそうだ。

病院で寝たきり状態となってしまったチュイさんは、勤務していた警備会社を解雇され、職を失ったことで病院の治療費を払うことができなくなってしまった。また、彼の家族も裕福と言える状態ではないため、治療代を支払うことができず、チュイさんが勤務していた警備会社に医療費の援助を求めることにした。
ところが頼みの綱だった警備会社からは一切の援助を拒否され、とうとうチュイさんは病院から「薬の投与を止める」と宣告されてしまった。そこでチュイさんの家族は、彼が救った少女の家族に医療費の支援を願い出ることにした。