>>106つづき

猿之助は「あぁ自殺に失敗してまった、これは
仏さまがまだ俺に生きろと言っているのだな」と自室を出て
2階のリビングに向かう

その途中で猿之助は異変に気が付いた
階段付近で強烈な排気ガス臭がするのである
「排気ガスが上に昇った?」
階段を駆け上がりリビングにつくと猛烈な臭気が立ち込めていた
あわてて窓を開け換気扇を回した猿之助は
リビングに父と母が倒れていることに気が付いた

「おとうさん!!お母さん!!」
声をかけても返事はなく母親に触ると既に冷たくなっていた