>>109つづき
自室に戻り部屋を見渡し首を吊れる場所を探しながら
猿之助は頭がクラクラし倒れそうになっている自分に気が付いた
2階に充満していた排気ガスを吸ってしまっていたのだ

それでも猿之助はウォーキングクローゼットに入り
ハンガーラックの棒にネクタイを巻きつけ
首を吊ろうとするが
意識がもうろうとしてうまくいかずに
そのままへたり込んで座りこみ気絶してしまう