「死の真相を知りたい」

事の発端は12日の参院本会議。
出入国管理法改正案の審議に絡め、梅村氏が「医師の診療情報提供書や面会記録等を含めた資料とともにウィシュマさん の映像を総合的に見ていくと『良かれ』と思った支援者の一言が、皮肉にもウィシュマさんに『病気になれば仮釈放してもらえる』という淡い期待を抱かせ、
医師から詐病の可能性を指摘される状況へつながった恐れも否定できない」と発言するなど支援者の対応に疑義を呈したことから騒ぎが始まった。

梅村氏は16日の法務委でも「ハンガーストライキによる体調不良で亡くなったのかもしれないし、結局、死因は分からなくなっている」とも発言。
梅村氏への反発の声が広がり、翌日にはウィシュマさんの遺族が記者会見、「詐病は事実無根で、死者を冒涜している」などと抗議する事態に発展した。

梅村氏に対しては、発言の根拠を求める声や撤回を求める意見が相次いだ。
18日の法務委では再び議場が騒然とする中、梅村氏は「どこがデマなのか。根拠はある」と発言の撤回を拒否。
仁王立ちになり、「ウィシュマさんの死の真相を知りたいと夢に現れるまで考え抜き、導き出された“可能性”をここで発言しないのは国会議員として職務怠慢だ」と断言した。

さらに統一教会問題の際に告白した自身が“宗教2世”だった過去をその場で持ち出し、母が新興宗教に勧誘された結果、家庭崩壊した経緯を振り返った上で、
「優しい者イコール正しい者か、疑う目線を持つのは当たり前」と支援者を暗に問題視するように持論を述べ続けた。

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