Jの30年とともに走ったカズ 56歳の今「クタクタ」に感じること
2023/5/21 14:00

日本スポーツの現在地 第1部⑦

 サッカー・Jリーグが産声を上げた時、誰よりスポットライトを浴びていたのは間違いなく、この三浦知良だった。「カズ」は今、56歳になってなお、ポルトガル2部のオリベイレンセで現役選手として挑戦を続けている。ともに歩み、30周年を迎えたJリーグへの思いをオンラインインタビューで語ってくれた。

 ――ブラジルの名門サントスでプレーした後、1993年にJリーグが開幕するよりも前に日本に戻ってきました。

 「僕、23歳だったんです。まだ、ブラジルでやりたいなという気持ちの方が、どちらかというと強かった。サントスで活躍していました。そこでもっと活躍して、という気持ちでした」

 「でも当時は、サッカー選手を続けられても32~33歳くらいまでだろうなと思っていました。日本のリーグがプロ化してJリーグになり、日本代表がワールドカップ(W杯)に出るところまで考えると、『あんまり時間がないんじゃないか』とも思って。Jリーグの成功とプロ化の成功とW杯出場を目標に、決断しました。結局、56歳までプレーを続けていますけど」

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