■日本のアニメオタクがネトウヨ化しやすい理由

日本のアニメは日本人が作っている以上、否が応でも日本文化の影響を受ける。
例えばサムライ、忍者、日本刀、神社や神道などである。
これらの要素は作者の思想とは関係なく、愛国心を掻き立てられやすい。
更にこれらの文化自体に罪がある訳ではないのでクリエイターも気軽に描く。
リベラルなクリエイターですら神社や日本神話、日本刀なんか創作で使うことは多い。
そしてもう一つ、創作物というのは基本的に反体制、反権力だが徹底的な非戦論は描きにくい。

例えば
ワンピースでルフィが「暴力はいけない!非武装抵抗によってカイドウを倒そう!」とか
ガンダムでアムロが「戦争反対!例え家族や友人が殺されてもガンダムには乗らないぞ!」とか言い出したら物語が進行しない

創作物である以上、本当に「必要な戦い」は認めるしかない。
この点が憲法9条や非武装主義を掲げる日本のリベラルとは相性が悪い

ちなみに最近ではアニオタだけでなくクリエイター側にも右派が増えてるがその原因は宮崎駿にあったりする。
戦後すぐの頃のアニメ漫画は戦前の反動で最初に挙げたような極端な非戦や日本の文化や歴史を卑下するものも多かった
ただそんな中で宮崎駿が「戦前の日本は酷いけど日本の文化は素晴らしいよ」「侵略は悪だけど必要な戦いもあるよね」的な作品を作った。

それに影響を受けてクリエイター側にも中道左派的な人間が増えていった。
そしてそれ影響を受けた人間が気軽に日本神話や神社、日本刀などを描き、徐々にアニオタにネトウヨが増えていった
宮崎駿自身は穏健左派(戦争反対平和主義自衛隊合憲)なんだが実は界隈が右にズレるキッカケを作った人でもある

https://anond.hatelabo.jp/20230416175200